お城大好きお城女子のアラフォー旅行ライター、秘書です。
信州旅行で絶対外せないのが松本城!!!
松本城ですよ?
100名城スタンプの本では姫路城を押さえて表紙の松本城ですよ?
漆黒の城。
かっこよすぎです。
ちなみに、ただの松本城好きなのではなく、お城の麓で育っております。
青春の思い出には必ずいつもお城が共にありました・・
あ、どーでも良い話?ww
100名城スタンプの本というのはこちらの事。
ボランティアを頼もう!
歴史散策の場合、必ずボランティアを頼むのがかえるカンパニー流。
今回ももちろん頼んであります。
案内を頼んだのは市内ボランティアの方。
松本城を案内してくれるのは他にも団体があるのですが、今回はこちらにお願いしました。
左側の団体。
【松本城案内グループ】さんです。
詳細はこちら⇒松本城ボランティアガイドのご案内
専用のHP等はないようです。
メールを送って申し込みます。
私は集合場所や時間の変更を何度もしてしまったのですが、なんの問題もなく快く引き受けてくださいました。
現地で直接ここで申し込みも可能です。
待ち合わせ場所はちょっと進んだ黒門手前。
こちらで予約対応をしていただいたガイドさんと合流。
ガイドは二の丸・太鼓門及び本丸。所要時間はおよそ20~30分との事。
天守閣はガイドに含まれません。
ガイドツアー
外観、北公園
見えてきました!
漆黒の松本城。かっこいい~~!
松本城はこんな感じ。
天守閣、本丸ある内堀の中は有料になります。
外側は公園になっていて、自由に散策可能です。
この日はあいにくの天気でしたが、ここからの角度だとお城の向こうに北アルプスが広がり、なんとも絶景。
ガイドさんが写真を用意してくれていました。
松本城がカッコよく見えるポイント、2つの顔が見えるポイントなど教えてもらいつつ、お城の歴史の説明へ。
松本城は何度も城主が変わっており、数種類の家紋が刻まれているそうです。
それを見つけるのも松本城散策の楽しみ。
こちらがかっこよく見えるポイント。
松本城のすべてが一望でき、アルプスも望めます。
二つの顔はこちら。
なるほど、こちらも捨てがたい・・。
というかこっちのほうが好きかも。
石垣は野面積み。
昔、この石垣を全部はずして修復していました。
写真を撮って、石に番号を振り、また元通りに戻していく・・
その根気の要る作業に、子供ながら感動した覚えがあります。
右側の建物が月見櫓。
松本城が平和ボケしている象徴です。
左の赤い橋は現在封鎖されていますが、昔は通れました。
なんと赤い橋は戦後の後付らしいです・・知らなかった!!
カラス城
松本城は黒いお城で有名。
漆黒のお城。
カラス城とも言われていますが、実は「カラス城」とは以前は呼ばれていなかったそう。
最近になって誰かが言い出しただけとのお話でした・・
がーーーん。
そうだったのか。
カラス城、白鷺城ってネーミングが定番だと思ってました・・・
外観は毎年ぬりなおして、黒を保っているそうです。すごい。毎年ご苦労様です。
「天守の外壁の色は大名の派閥を表している。豊臣系大名の黒い天守に対抗して、徳川系の大名は白い天守を築くようになった」といわれています。
初代城主の石川氏も豊臣の家臣ですし、加藤清正の熊本城も黒いですもんね。
徳川の天下普請で造られた名古屋城や姫路城などは白が目立ってますから、あながちその説もあたってるのかも?
お堀
お堀好きな方のためにお堀の写真も。
昔、松本城のお堀には人面魚がいたのですよ~~。
いまでもいるのかな・・?
太鼓門
こちらが太鼓門。
太鼓門前に礎石がありました。
平成11年に復元。
当時は真っ白な梁でしたが、時間が経ってだいぶ良い色になってきました。
大きな切り株。
こちらが梁に使われたようです。
門の石垣にとても大きな石が使われています。
これは『鏡石』と言われ、門の外側に置き、そのお城の財力や権力を示しているそうです。
なるほど・・
アピール石ですね!
二の丸
二の丸です。
二の丸は跡地になっています。
こんな感じで、場所だけが記してあります。
子供の頃はここでママゴトしました。
かなり広いので想像力を働かせて遊べます。笑
ここは資料もあり、設計図も残ってるので復元可能なんだそうですが、当時の写真がないために国からの補助が降りず復元するのに莫大な費用がかかるとか。
うーん残念。なんとか復元して欲しい~!!
明治時代は薩摩藩県庁として使用されていたようですが、焼失してしまったようですね・・
ちなみに、太鼓門は写真があったので復元できたそうです。
黒門
黒門は本丸へ続く大事な門。
松本城は城主が何度か変わっているため、たくさんの家紋が飾られています。
ここから先は有料。
ガイドさんも中まで同行します。
平日なので待ち時間なし。
GWなどの大型連休時は、3時間待ちのときもあります。
大人気なのです。
チケットでお城と博物館と両方入場することができます。
時間がなかったので博物館はまたの機会に。
瓦を見ると・・・
わかりますか?
たくさんの家紋があります。
これは、城主が変わるたびにお城を増築、修復し、古いものはそのまま使用したために家紋が何種類もついているんだそうです。
黒門は修復の際、まだ使える瓦を利用したそうなので、このようにごちゃごちゃになっているのですね。
本丸
こちらが有料区域。
お城の前に広がる土地が本丸跡です。
正面の顔はなかなか見る機会がないので久々のお目見え。
ここで本丸の説明を聞き、ガイドさんとはお別れ。
1時間程度でしたでしょうか。
楽しく勉強させていただきました!
そしてなにより松本城への愛が感じられて良かったです!
100名城スタンプゲット
100名城スタンプは有料区域の中。
今まで数箇所スタンプをゲットしにあちこちのお城へ行きましたが、有料の場所にスタンプがあるお城は少ないです。
まぁでもここまできたら中に入らない選択肢はないですもんね。
黒門をくぐってすぐの松本城管理事務所にてスタンプをもらえます。
はい、げっとーー。
天守閣
いよいよ天守閣へ。
武者走
廊下がちょっと曲がってるの・・わかりますか?
これが武者走。
石落
松本城は平和ボケの象徴とされていますが、意外と戦うためのお城でもあるんですよね~。
こちらが、ガイドさんが若い頃に感銘を受けたという天守の土台支持柱。
天守閣に入る前に、「これだけはしっかり見ておくように!」と念を押されました。
上から見た松本城。
わかりづらいですが、1階部分と2階部分の瓦の家紋が違っています。
階段
現存天守はどこもこんな感じですが、松本城は何より階段がものすごく急!!!
この日も人が多かったのに、GWなどの時はさらにぎゅうぎゅうで壊れないのかしら‥!?
すれ違えないので登るのにも降りるのにも時間もかかりますw
最上階
最上階には国宝の証書。
おお~~!!!
天井を見上げると、神棚があります。
天守閣の外ベランダには出ることができません。
しかし最上階からのこの眺め・・
当時と景色は違うでしょうが、山の景色は同じなはず。
これが歴史ロマンなのです。。
お城って見渡しの良い場所に建っているので、どこへ行っても眺めがいいですが、山が見えるとやっぱりいい。
花頭窓
しゃれた窓もあります。
月見櫓
江戸時代、家光を出迎える用に作った月見櫓。
戦国時代が終わり、戦う城の時代が終わったという象徴の櫓です。
現存するお城の中で、こんな平和な建物があるお城は松本城だけ。
お城ってどこも戦闘モードですけど、この月見櫓が太平の世を表してますよね。
これが平和ボケしていると言われるゆえんです。
ベランダから本丸をのぞくとこんな感じ
うーん!いい景色!
実際には家光は来なかったようですが・・w
家紋
月見櫓を見終えると松本城は終わり。
あー、楽しかった!
見上げると・・
しつこいようですが、家紋がたくさん!
憧れの松本城。
ついに行くことができて大満足でした!!!
まとめ
- 松本城を知りたいならガイドを頼むべし
- ガイドは予約無くてもOKだが混雑時は予約しておいたほうがいい
- 家紋がたくさん
- スタンプは有料区域の管理事務所の中
- 公園は自由に入れる
- 桜の時期と積雪の時がおすすめ
子供の頃からすぐそばにあった松本城。
詳しく知ったのは今回初めて。
さらに松本城が好きになりました!
松本城は桜もとっても綺麗ですが、冬の雪の中のお城もとっても素敵。
モノクロのように見えて、本当に絵のようです。
松本城近くのお蕎麦屋さんはオススメしません。
できることなら、少しだけ足を伸ばしてこちらのそば屋が絶対的にオススメです。
施設情報
- 国宝松本城
- 住所:〒390-0873 長野県松本市丸の内4番1号
- 電話:0263-32-2902
- 営業時間:年末を除き無休
開場 8:30~17:00(最終入場 16:30)*時期により変動あり
(外の公園は24時間開放) - 料金
大人 小・中学生 備考 個人 610円 300円 団体 550円 270円 20名以上、99名まで 480円 240円 100名以上、299名まで 420円 210円 300名以上 ※小学生未満は無料です。
※最終入場時刻の1時間前以降に入場される場合、
観覧料(個人)は大人410円、小・中学生200円となります。
※松本市民は、身分証明書の提示により、本丸庭園まで
無料で入場できます。(天守に登る方は松本城観覧料が必要)
えーーーっ、市民は本丸庭園まで入れるの!?
知らなかった!!!