さながら極楽浄土のごとし!自然の造形美、浄土ヶ浜

さながら極楽浄土のごとし!自然の造形美、浄土ヶ浜

浄土ヶ浜という岩手では有名な浜があります。
その昔、宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖さんがここに立ち寄った際、「さながら極楽浄土のごとし」と言ったことからその地名がついたとか。
なんの設備もされていない三陸の崖を降りること自体が極楽浄土と隣り合わせのような気もしますがww

極楽浄土のごとしとな?それは行ってみないと!というわけで行ってきました!

北山崎と同じく、ここも国立公園、ジオパークとなっています。

 

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浄土ヶ浜ってどんなところ?

浄土ヶ浜は三陸復興国立公園にある三陸を代表する景勝地。宮沢賢治も眺めたという浄土ヶ浜は、一度と言わず何度でも訪れたい名所中の名所です。

今から約5200万年前の古第三紀(白亜紀の次の時代)に形成されたといわれています。火山岩からできた白い岩と小石によって入り江が作られているため、外海から隔てられていおり波もおだやかです。海水浴の季節には多くの人で賑わい、「日本の水浴場88選」や「日本の快水浴場百選(海の部特選)」にも名を連ねる人気のスポットです。

宮古観光文化交流協会HPより抜粋

名所中の名所・・
これはぜひ行ってみたい!

浄土ヶ浜への行き方

浄土ヶ浜へ直接車で行けるのは冬季のみ。
4月~10月は一般車は通行禁止となっているため、徒歩か無料のマイクロバスで行くしかありません。

第一駐車場から出発する無料のマイクロバスはGW、夏休み以外は土日運行のみ。
本日は平日。ここから歩いて行くの・・?

調べると、ここを歩いてもいいのですがビジターセンターから近道があるそうなのでそちらから行くことにいました。
このまま歩いて25分、近道だと20分。あまり変わらないね?

浄土ヶ浜への道のり

綺麗なビジターセンターの中に入ります。
駐車場からすぐなので分かりやすいです。

中には展示がたくさんありますが、ひとまず先にエレベーターに乗り、浜へ向かいます。

地下1階へGO!

地下1階で降りると、海のそばに出ました。

海沿いの遊歩道を道なりに歩き、トンネルをくぐります。

遊覧船に、人力車まである!

トンネルを抜けると、小さな港に到着。
ここから遊覧船に乗れるのですね。

遊覧船のほか、スワンにも乗れるみたい。
この日は平日、少し寒いとあってものすごく空いてました。
普段は混んでるのかな?

崖側はこんな柱状節理の岩肌。

すごい!
石を持ち帰らないようにとの注意書きもありました。

さらにもうひとつトンネルを抜けます

抜けると、目の前にはギザギザの岩たち!!

ええーーー、なにこれ!すごい景色!

さらに近くまで寄れます

さならが極楽浄土のごとし!

浄土ヶ浜

着きました。
これが霊鏡竜湖に「極楽浄土」と言わしめた浄土ヶ浜。

あろうことに私としたことが、こんな靴できてしまいました。

あほかっ!
車にスニーカー積んでたのに、浜は砂浜だろうから裸足になればいいや♪などと思い込んでおりました。

白い石の浜と目の前のの存在感がすごい!

これだけの石浜で、海水浴できるんだろうか?

岩の近くまで行くことができますが、登るのは危険そうです。

うみねこが多すぎて、にゃあにゃあうるさい!(笑)

マイクロバスだと浜の目の前まで乗り入れられます。

浄土ヶ浜レストハウス

浜の目の前にあるレストハウス。
建物左上の青い線が、津波の際に浸水した位置だそうです。
すごい・・

なんと、建てて1年で津波の被害にあったのですね。
左はじの窓だけが生き残ってる。
現場に来ると津波被害のリアル感をものすごく感じます。

白い岩たちが盾になっても、この高さ。
津波の高さに本当に驚かされます。

浄土ヶ浜に打ち上げられた流木などは地元の人たちの手できれいに片づけられたそうです。
いま私たちが美しい浜を以前と変わらず見られるのも、こうした努力の甲斐あってのことなのですね・・
感慨深い。

浜処うみねこ亭

レストハウス内のレストラン。
しまってました。残念・・

お土産

なにこれーー!美味しそう!!!

これは買いたい!
しかし、まだ岩手の旅が序盤だったので買うのは見送りました。

 

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囲み内の文章

展望台

レストハウスの屋上は展望台になっていて、浄土ヶ浜を一望することができます。

展望台からの景色。
美しいし、なんでこんな岩ができたんだろう、と不思議な気持ちになります。

浄土ヶ浜レストハウス

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宮沢賢治

宮沢賢治が1917年7月に浄土ヶ浜で詠んだ歌の歌碑がありました

うるはしの海のビロード昆布らは寂光のはまに敷かれひかりぬ

当時は浄土ヶ浜で昆布を干していたのでしょう、昆布がキラキラしていたのかな。昆布をビロードに例えるところがさすが先生。
光景が目に浮かびますね。

浄土ヶ浜ビジターセンター

ひとしきり浜で遊んだら来た道を戻ってビジターセンターに戻ります。

ビジターセンター内には浄土ヶ浜を中心とした三陸海岸に関する展示物がたくさんありました。

 

浄土ヶ浜近辺で見られる動植物のコーナー

 

浄土ヶ浜のジオラマ

 

横から見るとさっき浜で見てきた景色と同じ。リアル。

 

窓には名付け親の霊鏡竜湖さんの言葉が。

 

石川啄木の日記。

 

魚の美味しい季節の暦。春はあまり時期じゃないのね・・残念。11月くらいに来たいなぁ。

 

近隣の浜の紹介。美しい浜が三陸にはたくさんある。

 

三陸ジオパーク。その規模の大きさにびっくり。

最後に記念のスタンプ

左二つはレストハウス。一番右はビジターセンター。
スタンプ集めてるわけではありませんが、なぜか押しちゃうww

まとめ

天気が良ければ美しい青い海と白い岩とのコントラストが映えてきれいなんだそうです。
色もそうだけど、あの不思議な岩たち・・自然の造形美ってすごいなぁと感動と不思議がたくさんでした。

そして、ここが海水浴場なのがいいね!
観光だけじゃなく、地元の人にもなじみある海岸なんでしょう。
だからこそ、震災後は地元のボランティアが率先し浜をきれいにしたのかな・・

施設情報

住所 〒027-0001 岩手県日立浜町
電話番号 浄土ヶ浜ビジターセンター
0193651690
定休日 無し
料金等 無料
駐車場 有り

※注意事項
浄土ヶ浜の島には登らない
浄土ヶ浜の石を持ち帰らない

ルールを守って景観を守りましょう!
あと、砂浜ではないので裸足はかなり危険です。サンダルはやめた方がいいです!

 

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