歴史大好きおばさんです。歴史探訪大好きです。
今回は下関に来て壇ノ浦を見学した後なので、平家の都落ちの最終地点となった『彦島』に行ってきたのでレポります!
彦島ってどんな島?
こちらの漫画で彦島までのいきさつを解説してますので併せてご覧ください。
こちらが現代の彦島
ご覧の通り、現在は埋め立てられてかなり本州と近いですが、一応「島」です。
そしてこちらが伊能忠敬が書いた江戸時代の地図。壇ノ浦当時は平安末期なのでだいぶ時間差はありますが・・
彦島ではなく「引島」とありますね。
本州側がかなり埋め立てられていますが、彦島の形はあまり変わりありません。
ちなみにロンブー田村淳の出身地!
彦島大橋
現在は「彦島大橋」で本州とつながっています。
橋撮り忘れた・・
橋のたもとの写真。
平家の歴史
源平の時代、ここ彦島は平清盛の4男で当時平家の総大将でもあった平知盛の所領地でした。
木曽義仲に京都を追われ、義経に屋島で敗北し、ここまで逃げてきたのですね。
さきほど紹介した漫画で平家の末路はお分かりかと思いますが、壇ノ浦で男たちが戦っている間、ここで勝利を願い待っていた女子たちがいました。
しかし、ほどなくして届く平家滅亡の知らせ・・
「新平家物語」によると義経は彦島に上陸し、暴徒化した兵たちが民家の蔵や田畑を荒し、残っていた平家一族の女性たちは凌辱の限りを尽くされ命を絶ったとありますが、まぁ小説なので事実はどうかわかりません。
身投げ岩
事実はどうあれ、彦島で命を絶った平家一族の女性たちがいたことはたぶん本当なのかな。
滅亡の知らせを聞いて後を追って・・?
負けるって残酷です。
そんな平家一族の女性たちが身を投げた場所が彦島にあります。
彦島に渡ってすぐの場所にありました。
こ、、これは圧倒的な雰囲気・・・
立ち入ってはいけない空気。
看板ありました。
小説にしても伝説にしても悲しい・・
身投げ岩の上に建つ桃崎稲荷大明神。この大きな岩が身投げ岩なのですね。
こんな崖にあります
ひっそりと海を見る観音様。
感想
観光気分で足を踏み入れる場所じゃないなと第一に思いました。
この地で亡くなった平家一族に手を合わせ、安息を祈りました。
彦島は壇ノ浦の戦いから800年経った今でも「平家びいき」なんだそうです。今でも平家の悲しい物語を語り継ぐ島。
それって、小説通り、源氏に嫌な思いをさせられたからなのか・・平家によくしてもらったからなのか・・
わかりませんが。
今回の旅で、今まで漠然と 源氏=正義、平家=悪 というイメージがありましたが、正義か悪かではなく、勝者か敗者かの違いという事に気が付かされました。戦争ってどっちも大義があって、どっちも正義と思って戦うんだもんね。
なんにしろ関係のない人も巻き込まれてるのが悲しい。それって現代も一緒。
平家の終わりを見届け、私の中尊寺から続いた平家物語の聖地巡礼も一段落。次はいざ鎌倉!です。
歴史探訪、聖地巡礼は最高に面白い!!!!