平安時代の優雅な庭園が残る世界遺産毛越寺

世界遺産である平泉。
その資産名は「 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 」ということで、中尊寺ひとつではないのです。
中尊寺が有名なので中尊寺だけかと思っていました。

その平泉の世界遺産5つ見てきたのでレポります!
中尊寺へ行った後は毛越寺です。

 

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毛越寺ってどんなところ?

毛越寺とはもともとあったそうですが、荒廃していたそうです。
それを二代目基衡が造営したもの。
山にある中尊寺とは違い平面にあり、敷地も中尊寺より広大です。

毛越寺マップ

実際にはこんな感じだったそうです。
池には橋が架かり優雅な庭園と池があります。

見るポイント

毛越寺はほとんどが消失していて残っているのは再建されたものと跡地のみです。
歴史を感じるには十分なのですが、私が見た中で特に見ておきたいポイントを紹介します。

松尾芭蕉句碑

夏草や 兵どもが 夢の跡

有名なこの句は、毛越寺で詠まれたものではありませんが、毛越寺に句碑があります。
左の句碑は芭蕉本人の真筆と言われてます。
よく見えないね~~

こんなのもあった。

The summer grass / ‘tis all that’s left / of ancient warriors’ dreams.

夏草や、の英訳です。
これは新渡戸稲造の英訳。旧5千円札の人です。盛岡市出身だそうです。

本堂

なんかかっこいいです。

建物自体は新しいです。

大泉が池

境内中央にある大きな池。
この美しさは行かないとわからない。

遣水

ここは当時のまま発見された貴重な場所だそうです。
池に優雅に水が流れるように作られたものですね。

水がない・・どうやら保存修理中ということでした。

毎年こんな優雅なお祭りが開催されています

 

写真:川嶋印刷株式会社

 

写真:川嶋印刷株式会社

なんとも優雅!!!
流れる水に盃を浮かべ、お題に合わせた歌を盃が流れてくる前に詠み、盃のお酒を飲んで次に流す、という平安時代の遊びだそうです。
やたらと広い敷地は座って歌を詠むためのスペースなのですね~~
このイベントの時に行ってみたいな~~私もやってみたい。

こんな田んぼアートもあるみたいです。

池中立石

なんか岩あるな~と思ったら、意図的に作られたものでした。

斜め8度に傾けることで緊張感と美しさを生み出しているそうです。
東日本大震災時は倒れそうになったそうですがギリギリ踏ん張りました。

鐘楼跡

入り口から入って反対岸にある鐘楼跡。ここにベンチがあるのですが、きれいな景色をのんびり眺められる、なんとも優雅でいい場所でした。

礎石

境内にある建物跡には礎石がたくさん残っていました。

それは、ここに建物が存在したという証。
当時の建物はどんな豪華だったんだろうと、想像が膨らみます。

まとめ

他にも史跡がいっぱいありました。
源頼朝は、平泉を攻めた際にこの毛越寺の美しさに圧倒され、ここは焼かずにいたそうです。
建物はほぼ残っていませんが、美しい庭園と池と礎石がリアルに歴史を感じさせてくれる場所でした。
それから、中尊寺よりもかなり優雅な境内でした。
ゆったりとした空間、雅な池、今も残る遣水。平安時代の優雅な雰囲気がとっても伝わります。

平安時代楽しそう~~
庭先で歌詠みしながらお酒飲んで遊んでみたいわ。なんとも優雅で高貴な遊び!

施設情報

住所 〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉大沢58
電話番号  0191-46-2331
拝観時間

境内通年開放
午前8時30分〜午後5時
※11月5日~3月4日は午前8時30分~午後4時30分

料金 大人700円、高校生400円、小中学生200円(団体割引あり)
駐車場 あり。町営毛越寺駐車場 普通車300円
公式HP https://www.chusonji.or.jp/index.html

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