歴史大好き、アラフォー歴女の秘書です。
今回はスペシャルドラマ【アメリカに負けなかった男】にもなった吉田茂氏の自宅、大磯にある旧吉田茂邸へ行ってまいりました!!
歴史の舞台です。ここでいろいろな政が行われていた模様です。
では、史実と共に旧吉田茂邸の見どころを紹介していきたいと思います。
県立大磯城山公園
現在旧吉田邸のある場所は【県立大磯城山公園】となっており、広大な敷地の中で管理されています。
旧三井別邸地区
大磯城山公園の中には旧吉田邸の他に【旧三井別邸地区】と呼ばれる場所があり、縄文時代の横穴墓、鎌倉街道、鎌倉時代には小磯城が築かれるなど、昔から重要な地区だったことがうかがえます。
明治時代に三井財閥当主の別荘地として造園を行ったようです。
こちらの敷地も広大で見どころもたくさんありますが、今回は割愛します。
旧吉田茂邸とは
大磯城山公園内にある【旧吉田邸地区】。
名前の通り、吉田茂の邸宅のある区域になります。
吉田茂とは
いわずも知れた戦後の内閣総理大臣。
東久邇宮内閣や幣原内閣で外務大臣を務めたのち、内閣総理大臣に就任し、1946年5月22日から1947年5月24日、および1948年10月15日から1954年12月10日まで在任した。
優れた政治感覚と強いリーダーシップで戦後の混乱期にあった日本を盛り立て、戦後日本の礎を築いた。ふくよかな風貌と、葉巻をこよなく愛したことから「和製チャーチル」とも呼ばれた。戦後に内閣総理大臣を一旦退任した後で再登板した例は、吉田と安倍晋三の2人のみである。
政治活動以外の公的活動としては、廃止された神宮皇學館大學の復興運動に取り組み、新制大学として新たに設置された皇學館大学において総長に就任した。また、二松学舎では、金子堅太郎の後任として学校法人の理事長にあたる舎長に就任した。
Wikipediaより
そんな歴史上の人物、吉田茂の住んでいた家。
もとは明治17年(1884)に吉田茂の養父、吉田健三が大磯の土地を購入し、その地に別荘を建てたのが始まりで、養父亡きあと財産の一部として吉田茂が邸宅を引き継ぎました。
昭和20年(1945)より吉田は大磯の邸宅を本邸とし、晩年をこの場所で過ごしました。
火事で焼失
平成21年(2009)原因不明の火事により母屋部分が焼失。
しかし、大磯町と神奈川県により再建。
平成29年(2017)に一般公開となりました。
今の母屋は再建ですが、庭や門、サンルームなどは当時のまま残っています。
10年前なら本物を見れたと思うと残念でなりませんが、昔の写真と比べるとかなり再現度高く再建されています。
ガイドを頼もう!
邸宅前に管理棟があります。
こういった施設に必ずあるのがガイドボランティア。
こちらは絶対に頼んだほうが楽しいです。
我々が行った日は平日だったため利用できませんでしたが、ぜひとも利用したいサービスですね。
邸宅内は有料なので、無料の庭園の案内になります。
見どころ1バラ園
駐車場を出てすぐにバラ園が出迎えてくれます。
今回は行った時期が1月だったためなにもありませんでしたが、バラの季節なら必見です。
見どころ2内門(兜門)
内門(兜門)
サンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられた門。
別名「講和条約門」。まんまw
門前の梅の木
門の前には大きな梅の木。
少し咲いていました!
轍
門を入るとこのように轍が敷かれています。
ここは、昭和41年皇太子夫妻(現上皇様)のご来訪の際に御車で入っていただくために作られたものです。
おおーーー、上皇様と美智子様の歩かれた場所に私も・・!!!
感慨深いです!!!
見どころ3 庭園
庭園はとにかく敷地が広いです!!
日本庭園
写真左に雰囲気に合わないヤシの木。
でもなぜかとってもモダンでいい感じ。
神奈川県議長から吉田茂に贈られ植えられたものだそうです。
この辺からも吉田茂の柔軟性がわかりますねーー。
日本庭園にヤシ植えようなんて思いませんよ。
竹林
竹林、松林と広がります。
向こう側には海。
現在はバイパスの道路がありますが、ここから浜へ降りられたのではないでしょうか。
かなり素敵な景観。いい土地です!
吉田茂像
海側に建てられている吉田茂像。
どこを向いているのでしょうか。。
パワーを感じずにはいられません。
見どころ4 吉田茂邸宅
ここからは有料になります。
4月より10円アップ。
見に行くのなら今が絶好のチャンスかも!
現段階では500円です。
サンルーム
サンルームがあるってすごくない!?
サンルームは焼失を免れた部分ですが、耐震上の問題から中は立ち入り禁止となっています。
応接間
さすが。要人ともなれば応接間は広くきれい!
暖炉もありました!
素敵!!
応接間からの眺めも最高。
浴室
船大工が関わって設計されたというお風呂。
こんな形の浴槽を作っちゃうなんて、お茶目!
書斎
書斎には掘りごたつ、ベッドや本棚。かなりプライベートな空間です。
黒電話が置いてありました。
よく見ると、ダイヤルがない!
なんとこの黒電話、吉田邸と首相官邸直通の電話だそう。
吉田茂のすごさを実感できる代物です。
書斎からの風景もとても素敵。
書斎には吉田茂の所蔵していた文庫が展示されています。
食堂
居間
賓客をもてなすための応接間。
ここからは箱根の山々と富士山、相模湾を一望できます。
寝室
応接間の横になぜか寝室。
吉田茂はこちらで最期を迎えました。
バカヤロー
吉田茂といえば「バカヤロー」は有名ですよね。
こんな展示物も。
角度を変えると「バカヤロー」と読めるオブジェ。
アンケートプレゼント
最後までたどり着りつきアンケートに答えると特製クリアファイルがプレゼントされます。
全5種類ありましたが、こちらの2種類をゲット。
いい思い出になりました。
まとめ
歴史ロマンを感じさせる歴史の舞台となった場所。
吉田茂氏の偉大さを感じずにはいられない場所でした。
近所の方が園内をジョギングしたり散歩したりする姿も見受けられました。
なにより、焼失した邸宅を再建するとは、大磯の町の人から愛されているんだなぁとも感じました。
こんなお酒も売っています。
日本酒 高知 司牡丹 純米酒 決断の聖地 ーけつだんのせいちー あなたが大きな決断を迫られた時、この日本酒を思い出してください!
現地販売はありませんが。
施設情報
- 住所:神奈川県中郡大磯町西小磯418
- 電話:0463-61-4779
- 営業時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
- 観覧料:一般500円(令和2年4月より510円)
中高生200円(令和2年4月より210円) - 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日休館)