Googleフォト有料化に伴い、NAS導入を決めました。
導入の経緯はこちらから。
今回は私の導入したNASについて記載したいと思います。
NASってなに!?
正式名は「Network Attached Storage」で、通称「ネットワーク対応HDD」とも言われ、ネットワーク=LAN(有線でも無線でもOK)に直接接続するHDDで、ファイルサーバーとして活用する専用機器のことです。
イメージとしてはこんな感じ。
画像はバッファローよりお借りしました。
外付けHDDのようなUSBケーブルではなく、LANケーブルやWi-Fiで家庭内のLANやインターネットに繋がったデータ管理専用のHDDというわけです。
つまり!
NAS内にある写真のデータをパソコンやスマホの容量を気にせずバックアップや閲覧が可能ということです。
こんな便利なものがあるんですね~~
まさに個人クラウド。
重たい動画やRAW画像などをパソコンを起動させずにスマホからサクッと閲覧したり共有したりできるのです。
NASのメリット
HDDが万が一故障しても安心
NASを調べていてわからない用語がでてきたので説明します。
ベイ(BAY)
多くのNASにはHDDを2~4本入れられることができます。
これを「ベイ」といい、2本なら2ベイ、4本なら4ベイと呼びます。
レイド(RAID)
RAIDというのは耐障害対策の機能で、搭載しているHDDが1つ壊れてもデータはなくならないよ!という機能です。
1本のHDDにデータを書き込んだ場合、もう1本も同時にミラーリングしてくれるのです。
方式によって容量効率が変わります。
1本のHDDが2TBの場合・・
RAID1はディスク2本で2TB、4本で4TBしか使えません。(効率50%)
ディスクが1本壊れてもデータは生き残ります。
RAID5はディスク4本で6TB使えます!(効率75%くらい)
RAID1と比べて2TBも多く使えるのです。
ちょっと仕組みを理解するのが難しいけど、4ベイ 5RAIDの方がより効率的というわけです。(お値段もめっちゃしますが・・!)
ここで注意。
RAIDしてるから安心♪と思ってはいけません。
RAIDはあくまで機械的な故障対策なので、人間が間違えて全消去した。。という場合には無防備です。
間違えた分も同時にミラーリングするわけですから。
その場合に備えるなら、さらに外付けのHDDが必要になります。
NASの安全性はこのRAID機能であり、もし故障した場合でも安全、ということですね。
容量を増やせる
好きなHDDを組み込めるのがNASのいいところ。
最初は2TBでも、あとから8TBにしたりと簡単に容量を増やせます。
外出先からデータにアクセスできる
インターネット経由でいつでもどこからでもデータにアクセスすることができます。
仕事や旅行先からでもいつでもアクセスできるので、クラウドサービスのように使えるのです。
もちろん自動バックアップも可能。パソコンのバックアップもできますので、パソコンが壊れた時も安心。
設定も簡単にウィザード通りに進めるだけなので難しくありませんでした。
転送速度も速い
普通のクラウドストレージではインターネット回線経由なのでどうしても転送速度が限られたり、容量制限をかけられることもありますが、NASでしたらWifi経由の場合はネット経由に比べて断然に早いし、容量制限などもありません。
アプリで使える
専用のスマホ用アプリがいろいろあるので、写真や動画、音楽も簡単に見たり聞いたりできます。
写真に関してはgoogleフォトのように顔認識や場所での検索も可能なものもあるので、その部分は私の中でポイントが高かったですね。
機能を拡張できるアプリが多くあるのも魅力です。
NASデメリット
初心者には難しい!?
機能に関してのデメリットは感じませんが、やはり上級者向け・・というイメージ。
しかし、主婦の私でも簡単に設定できましたし、思った以上に難しくはありませんでした。
やってみないとわかりませんね。
USBでつなぐだけのHDDに比べたら、少しは知識は必要かも。
初期費用が高い
クラウドサービスでしたら月々数百円ですが、NASは導入時に万単位のお金がかかります。
これがちょっと厳しい。
しかし、長期的にみたらNASの方が絶対お得と思います。
セキュリティに不安あり
ネットワークにつながっているので、不正アクセスなどの不安は外付けHDDよりはあります。
・・と思いますが、外付けHDDも結局はネットワークに繋がっているPCと繋いでいるので、不安は変わらないように思えます。
このNASを買いました
というわけでこちらのNASを購入しました。
なぜシノロジーというメーカーを選んだかというと・・・
口コミも多く、初心者に優しそうだったから!
アプリも多そうだったので。
色々種類がある中、「ds220j」という機種を選びました。
こちらはエントリーモデルでもあり、全世界で売れてるようですので・・
上位機種も検討しましたが個人で使う分にはこちらで問題なさそうですし、なにより初心者なのでとりあえずこのモデルに決めました。
将来jから+に、そして2ベイから4ベイに移行したくなった時、HDDをそのまま差し替えるだけですから簡単にお引っ越しもできますね!
RAID機能を使わない
せっかくのNASのRAID機能ですが、RAIDは使用せずバックアップとして使用しようかなと考えています。
人為的ミスも怖いし。
自動バックアップでスケジュールを組めばバックアップのミラーリングはできなくても、十分かなと思いました。
その際にはまた記事にします。
NASを買ったらやりたいこと
- 私は写真や動画の管理に使いたいと思ってますので、もちろん今までの全データの移行、バックアップ。
そしてそれらを家族で共有する。(私以外の家族は閲覧のみ) - 自分のスマホや家族のスマホのバックアップ(個々で管理、お互いからは中身は見えない)
- 写真アプリのAI機能を使う(顔認識、場所検索など)
- 一眼レフのRAWデータの保管
- 音楽ファイルの共有(それぞれのPCから音楽ファイルを共有しitunesに取り込む)
- RAIDなしで自動スケジュールでのバックアップ
これらはサクッとできちゃいます。
もちろんほかにも機能はありますが、まずはこれらを目指して頑張りたいと思います!
まとめ
NASを調べれば調べるほどにその魅力がわかってしまい、もう購入せずにはいられない気持ちになりましたww
これからNASとの快適生活をしばらく記事にしていきたいと思います。
初心者でもできます!